あたかもブランドのように表現される商品が数多く氾濫していますが、実際に特許庁に出願して認可されているものはあまりと多くないと思います。
ブランドの商標登録をするためには時間とコストがかかるため、大企業にとっては当然のことでも、その負担を考えると躊躇していまう会社が多いのではないでしょうか。
特にWEB上での表記は、メーカー名や製品のシリーズ名とブランド名が混在していて、何がブランドなのかよくわからない場合も多々見受けられます。
サラリーマン時代に厳格な法務担当の上司(大抵の法務担当は厳格な方が多い)から「商標だけはちゃんと確認しろよ」と新しいブランド商品を販売するたびに口を酸っぱく言われていたので、会社を起こしてからも、継続的なビジネスでブランド展開する場合、お金がかかるのはキツイですがこれだけは順守しなければと心に決めていました。
弁理士の先生に依頼すると、登録ができた場合のジャンル数にもよりますが15万円程度は最低必要です。
ベルクベルク、グリム、のれんものがたり、美のれんに続き5つ目のブランドとして「森の紙」を商標出願したのが去年の秋。
類似商標の調査から出願、申請の認可が下りるまで10か月ほどかかりましたが、特許庁から無事使用OKの書類が届いたのが8月19日。
森の紙 商標登録番号第6165852号
類似商標があれば特許庁から出願を拒絶されますので、その際は森の紙の名称を変更しなければいけなかったのですが、そんな不安をよそに晴れて登録できて、今はとてもホッとしています。
森の紙は天然木にこだわったステーショナリーブランド。
極薄天然木の紙やシートをメインにご紹介してきましたが
天然木の雑貨シリーズ「mori no kami 森の紙」の取り扱いを9月からアマゾンや楽天市場リッチボーイで販売開始します。
リッチボーイは大手モールで運営している姉妹店になります。
ウォルナット、ブナの木を使ったカードスタンドなどのステーショナリーやローズウッドの名刺入れも新登場。
昨日、友人がくれた
「売り上げが苦しい会社ほど、忙しいもんや・・・」
この言葉をいい意味にとらえると、
「売れるように日夜考え、行動を起こしているからこそ、忙しいのだ」
忙しいかどうかより、楽しい気持ちで仕事と対峙できるかどうか
これが忙しさを乗り越えるための「キモ」だと信じています。
お金はあまりかけられないけれど パッケージやシール作りなど 丁寧に少しずつ仕込みをして、少しでも早くデビューさせてお客さんの反応を知りたい。
今はこんな心境です。
P.S.
7月に新しい仔犬がやってきました。チワワのコタローです。
プロフィール写真が不自然だとずっと感じていたので、出会ったときの(飼うかどうか悩んでいた)写真に替えました。
この写真のほうが素に近いかと思います。
店主・石井