ネットショップの仕事を始めてから、自然というものを意識する機会がめっぽう少なくなってしまった。
緑に囲まれている川崎フロンターレの本拠地、等々力競技場まで徒歩10分もかからない絶好のロケーションに住んでいるというのに・・・
やはり、仕事場と事務所が同じ敷地内にあることで、通勤ラッシュの負荷はないものの、パソコンとにらめっこする、隠とん生活を続けてしまったからなのだろう。
そのせいか、年に数回の徳島出張の際に移動中の車窓から見える山や森の景色は、癒しの時間となり、ずっと眺めていても飽きることがない。
ご縁と出会いがあって、2月から世界最薄水準の天然木の紙 mori no kami 森の紙をDIY、ステーショナリーのブランドとしてスタートすることになった。
突板、柾目、板目、間伐材、サベリ、樫の木・・・
天然木を薄い紙状にスライスするための工程にまつわる専門用語や、木の材質、特性などは初めて知るものも多々あって
例えば、オーク材は知っているけれど樫の木だとは知らなかった上、海外販売用に翻訳が必要なので英語表記まで覚えるのは一苦労。
木製品には少々知識があると自負していた自分が恥ずかしくなる・・・
「森の紙 主な木の種類」
杉 Cedar ひのき Cypress ウォルナット Walnut オーク Oak
そんな悪戦苦闘のなか、森や木の存在の大切さや、人の暮らしとの密接な関わりを少しずつ学ぶうちに
「会社として何か社会貢献できないか」
ふと、そんな想いがボコボコと、沸騰したお湯のように湧いてきた。
早速、森林に関しての募金について調べたところ「緑の募金」に辿りついた。
「募金の主な使途」国土緑化推進機構webより抜粋
植樹や間伐など国内の森林整備のほか、震災で被災した方々への支援、未来の担い手である子どもたちへの森林環境教育、また海外の緑化支援等にも使われています。
「緑の募金」は、企業や団体、市民の皆さまと一体となって、多くの「人と人」「人と森」「人と地域」をつなげる活動を推進しています。
当社のような小さな企業にも門戸を開いているので、会社や個人でも無理なく募金を続けられると思い、「緑の募金」を運営する国土緑化推進機構の担当窓口に連絡。
最初は公的な機関なので門前払いされるかなと、少々腰が引けたけれど、担当の方が丁寧にサポートしてくださって、無事参加することができた。
森の紙の売上金の一部だけでなく、徳島倉庫は川崎に比べて人の出入りが多いので、募金箱を設置するように手配をしているところ。
※下の写真はどんぐり型の可愛い緑の募金 募金箱
今の予定では、年に2回集計して、緑の募金に寄付することになります。
小さなことから無理なく継続して、やれることをやるという、至極シンプルな会社の考えに基づいて活動をしたいと思います。
2月中旬からスタートしたばかりですが、個人的には貯金箱を2つ並べて、個人用と緑の募金用に分けて、少額ですがチリンチリンしています。
もし、ご興味のある方は、「緑の募金」のホームページを覗いてみてください。ちなみに近所のセブンイレブンでは「セブンの森」の募金箱をレジ前に置いています。
P.S.
販売から1カ月程度ですが、まとめ注文などもいただきました。
こんなに早くカタチになって本当に嬉しく思います。
この場をお借りして御礼申し上げます!